地域文化の発展を願い開設された美術館、京セラ美術館

京セラ株式会社が文化事業の一環として、一般の人に気軽に芸術鑑賞できる場を提供する目的で開設した美術館。ピカソ銅版画「347シリーズ」を始め、平山郁夫や東山魁夷などの日本画、梅原龍三郎や小絲源太郎などの洋画、中村晋也や舟越保武などの彫刻品、中国清朝時代の乾隆（けんりゅう）ガラス、ファインセラミックの茶器などを無料公開している。ファインセラミックス特有の透明感を醸し出す茶器「玉磁」を展示しているのは京セラならでは。2Fには創業以来のファインセラミック技術の発展過程を公開する「京セラファインセラミック館」や同社技術を紹介する「ショールーム」も併設され、学校、個人グループ、旅行社などの団体見学も受け付けている。