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2013年12月、ユネスコ無形文化遺産に「和食 日本人の伝統的な食文化」の登録が正式に決まりました。国内からは22件目となります。無形文化遺産への登録は、日本の食文化の継承に危機感を覚えた京料理の関係者が発案しました。

四季に寄り添う食文化 和食

南北に長い国土である日本には、四季が明確な為多様で豊かな自然があり、これに寄り添うよった形で食文化が生まれ、育まれてきました。「自然を尊ぶ」という日本人の気質に基づいた「食」に関する「習わし」が、「和食;日本人の伝統的な食文化」として、ユネスコ無形文化遺産に登録されました。

現在、ユネスコ無形文化遺産ににはフランス美食術、地中海料理、メキシコ、トルコの伝統料理といった食文化が社会的慣習として登録されています。
世界的に見ても特徴的な日本の食文化。多様で豊富な旬の食材や食品、栄養バランスの取れた食事構成、食事と年中行事や人生儀礼との密接な結びつきなどといった特徴があり、諸外国からも高い評価を受けています。

ユネスコ無形文化遺産に登録された
「和食」とは

日本の国土は南北に長く、海、山、里と表情豊かな自然が広がっているため、各地で地域に根差した多様な食材が用いられています。また、素材の味わいを活かす調理技術・調理道具が発達しています。

一汁三菜を基本とする日本の食事スタイルは理想的な栄養バランスと言われています。また、「うま味」を上手に使うことによって動物性油脂の少ない食生活を実現しており、日本人の長寿、肥満防止に役立っています。

食事の場で、自然の美しさや四季の移ろいを表現することも特徴のひとつです。季節の花や葉などで料理を飾りつけたり、季節に合った調度品や器を利用したりして、季節感を楽しみます。

日本の食文化は、年中行事と密接に関わって育まれてきました。自然の恵みである「食」を分け合い、食の時間を共にすることで、家族や地域の絆を深めてきました。

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