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京都の舞妓はん

舞妓とは芸妓になる前の未成年(15歳から20歳くらいまで)の少女です。舞妓として約5年間修行した後、芸妓になります。舞妓・芸妓は京都の祇園をはじめとする花街の置屋[おきや]に所属していて、そこから各お茶屋へ送り出されます。

京舞妓の始まりは今から焼く300年前、北野天満宮や八坂神社の門前町にあった水茶屋で、参拝客にお茶や団子をふるまった女性が始まりといわれています。 はじめは「茶屋」の名のとおり、お茶や団子を出すだけでしたが、次第に茶屋の女性たちが舞や歌を披露するようになって、人が集まるようになりました。これが今でいう「芸妓」にあたる女性です。 茶屋同士の集客合戦は次第に熾烈を極め、やがて少女にかわいい着物を着せ、舞を躍らせるようになりました。これが「舞妓」の始まりです。

花街

お茶屋や置屋が集まって形成している街の事で、京都の祇園は全国的に有名です。
京都には「五花街〔ごかがい〕」といって、祇園甲部〔ぎおんこうぶ〕・先斗町〔ぽんとちょう〕・宮川町・上七軒〔かみしちけん〕・祇園東という五つの花街があります。

置屋

舞妓・芸妓が所属している店の事です。
舞妓・芸妓に芸事やしきたりを教えお茶屋へ送り出す事を仕事としています。

お茶屋

「お座敷」とよばれる部屋をいくつか持ち、お客の要望に応じて芸妓やお酒、料理など遊興に必要とする全てのものを段取りする店の事を指します。そのほとんどが「一見さんお断り」のスタイルをとっています。

代表的なお座敷遊び

金比羅ふねふね

舞妓さんとお客さんが向い合せに座り、お酒の袴やライターのような手のひらで隠れる 物を真ん中に置いて、「金比羅ふねふね、追手に帆かけて、しゅらしゅしゅしゅ・・・」と歌いながら、グーとパーを出し合う遊び。 相手が道具を取った時は グーを、道具がそのままの時はパーを出すのがルールです。簡単そうに見えて、意外と反射神経が必要なところが面白い。うっかり間違った人をはやしたて罰ゲームをしたりと、楽しむゲームです。

とらとら

ジェスチャー式のじゃんけん。おばあさん、虎、わとうない(槍使い)の格好をする。
おばあさんは杖をつく格好で、わとうないに勝ち、虎に負ける。虎の格好で、おばあさんに勝ち、わとうないに負ける。わとうないの格好で虎に勝ち、おばあさんに負ける。二人の間に屏風を置いて、お互いの格好は見えなくして三味にあわせて姿を見せて競う遊びです。

舞妓さんに関わる名店を紹介!